結婚指輪や婚約指輪のお手入れのこと
結婚指輪や婚約指輪のお手入れ方法についてお話ししたいと思います。
毎日使うもの、一生着けるものだから
ちゃんと指輪のことを理解してお使いいただきたいと思っています。
専門的な知識や、デザイン上の弱点までしっかりお伝えするのがtamariの方針です。
指輪をお届けしたお客様も、また、これから検討される方も・・
参考にお読みいただけたら幸いです。
目次
鏡面（光沢）仕上げ・ブラシ仕上げのリングのお手入れ
納品の時にお渡ししているジュエリークロスでキュッと拭いて下さい♪
鏡面仕上げは、研磨剤が多少入ったクロスでも使用できますので、ご自身で一番お手入れしやすいです。
ブラシ仕上げは、ご自身でつけた小傷も馴染んできますので、使い始めても見た目の変化は少ないという方が多いです。
深い傷が入ってしまったりしたら、atelier tamariまでお預けください。
傷も埋めるようにしながら「磨きなおし」させていただきます！
磨き直しは短期間に何度も行うと地金が減ってくるので、数年に一度程度にしてくださいね。
※磨き直しメンテナンスは３年間無料です（仕上げを後から変更も無料です）
期間を超えてからは、傷が多い状態の場合は有料とさせていただいています。
質感（テクスチャー） マット・ヘアライン・リネン・イトのお手入れは？
マット・ヘアライン・リネン・イトは繊細ですので、特に毎日磨いてしまうと取れてしまう可能性があります。
ですので、お手入れは控えめに・・汚れが付いたら水洗いをして、水分を拭き取る程度で大丈夫です。
この仕上げは元々傷は目立ちにくいですので
使うごとに出てくる光沢も風合いとしてお楽しみいただきながら
取れてきたら当て直しをご依頼くださいね。
※マット仕上げ・ヘアライン仕上げの当て直しは、期限関係なく無料です
※リネン・イトについては、ダイヤモンドがなければ、１回程度は修復可能です。
他、指輪にテクスチャーがあるデザインのお手入れは？
テクスチャーデザイン hammer / earth / antique / coral / kizami /
部分オプション ダイヤモンドダスト/ ストーン
納品の時にお渡ししているジュエリークロスや、やわらかい布（メガネ拭きがベスト）で優しく拭く程度のお手入れで大丈夫です！
テクスチャーは地金を叩いたり、削ったりして繊細に表情を出していますので、使い始めると多少雰囲気が変わってくるものです。
使うことで付いてきた傷も、テクスチャーに馴染んできますよ♪
基本的に当て直しは難しいものになりますので、ご了承ください。
ミルグレインや手彫り模様のリングのお手入れは？
ミルグレインや彫り模様の上は、繊維のひっかかりが少ない布（メガネ拭きなど）でそっと拭いてくださいね。
ミルグレインは地金を掘りながら粒を作り上げていく技法ですので
擦れると徐々に薄くはなってきます。
ただ、大切にお使いいただいていたら長年保ちますので
ミルグレインのリングは、「繊細なものである」とご理解の上お使いいただけると幸いです。
ミグレインの間に汚れが詰まってしまったら、
食器洗い洗剤をつけて、やわらかい歯ブラシでお手入れしてくださいね。
結婚指輪を長く良い状態に保つ工夫
金もプラチナも、体にやさしい無垢な地金ですが、金属とはいえ柔らかく繊細です。
長く、良い状態に保つために、以下ポイントを参考にしてください。
１）寝る時は外しましょう
寝相によっては指が圧迫されて変形したり、浮腫んで抜けなくなることも・・
つい忘れてしまうという方も多いと思いますが、ベッドサイドにリングケースを置くと良いと思います！
２）帰宅したら、指輪置き場へ
リングケースをお部屋に置いておいたり、小箱に布をひいたようなものでもOKですよ！
「指輪の居場所」を作ってあげると、なくなる心配も少ないのではと思います。
固いものの上に直接置かないということも、傷をつけないために大切なことです。
３）擦れる作業の時は、外しましょう
引っ越し作業だったり、重いものを運ぶ時はもちろんですが、
日常動作で「食器洗い」だったりも、できれば外した方が良い家事です＾＾
重い荷物を持つ時は、右手に持つようにする、など、少しだけ気にかけていただくと良いと思います。
とはいえ、結婚指輪は無くすことが心配だったり、肌身離さず着けていたいという方も多いと思います。
お守りとして、肌の一部のようになってくる、そんなお声もよく聞きます。
それでも時々は「抜き差しできるかどうか」の確認はしてください＾＾
消防署で切断されたということも、時々起きているのです・・！
妊娠中は特にむくみやすくなり、注意が必要です。（出産の時は外すように病院から指示されるかと思います）
サイズが合わなくなったと感じられましたら、まずはご相談ください。
>>サイズ直しについてFAQ も参考にお読みください♪
ダイヤモンドや天然石を留めた結婚指輪のお手入れ
ダイヤモンドは非常に硬いので簡単に割れることはほとんど無く、きちんと石留めしてありますので外れる心配もほとんどありません。
例外として、石が外れるケースでは「指輪を大きく曲げてしまった」「落としたりぶつけた」というケースです。
特に天然石（誕生石）は、ダイヤモンドよりはやわらかいので、経年や多少の衝撃で割れてしまうこともあるのです・・
もしも、割れてしまったとしても、お修理できるのでご安心ください！
３年以内なら、石も無料で新しいものに交換いたします。
無料交換の対象は、鑑定書付きダイヤモンドや、ローズカットダイヤや
1.5mm以上の大きなダイヤモンドは対象外となりますので、気を付けてご使用くださいね。
婚約指輪やエタニティリングのお手入れ方法
ダイヤモンドは油分が付くと曇りが出て輝きは落ちてしまうのですが、クリーニングをすることで半永久的に輝きを保てます。
工房で無料でクリーニングさせていただきますが、ご自宅でのケアも簡単にしていただけます！
中性洗剤（食器洗い洗剤など）で手でやさしく洗い、水で流していただくだけで、輝きが甦ります。
水分は残さず、ティッシュなどでそっと拭き取りをお願いします。
また、家庭用の超音波洗浄機もお使いいただけますが、使用は短時間にとどめて下さいね。
（数秒程度で十分綺麗になると思います！）
婚約指輪の取り扱いで大切なのは、「爪の部分に衝撃を与えないこと」
立て爪のエンゲージリングやエタニティリングは、最も繊細なデザインです。
ダイヤモンドは横からの衝撃に弱いので、非常に硬い石ですが欠けることはあるんです・・
また、ダイヤモンドを絶妙なバランスで「爪」が支えているのですが
横から強く当てたり、落としてしまったりすると爪が曲がったりすることがあります。
そうなるとお修理が困難ですし、強度も落ちてしまうので
ぶつけないように気をつけてお使いくださいね＾＾
繊細なジュエリーですので、お手入れにお手間をおかけしますが
大切にしていただけたら嬉しいです・・
お修理やメンテナンスなど、お困りのことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
責任を持って対応させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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